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ボンバル事故でカナダに安全勧告へ 品質管理の徹底求める 事故調(産経新聞

15日(火)3時40分



 昨年3月、高知空港で全日空のボンバルディアDHC8−Q400型機が胴体着陸した事故で、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会が機体製造国のカナダ航空当局に安全勧告を出す方針であることが14日わかった。事故調委は原因について、製造したボンバル社がボルトを付け忘れた可能性が高いとする調査報告書案をまとめているほか、高知の事故後も海外で主脚が折れる事故が起きるなどトラブル続きのため、製造時の品質管理強化をカナダ側に求め再発防止を図る。

 事故は昨年3月13日に全日空のボンバルディアDHC8−Q400型機が高知空港に着陸した際、前輪の格納扉が開かずに胴体着陸した。機首の一部が破損したが、乗員乗客60人にけがはなかった。事故調委の調査で前輪格納扉を開閉させるアーム支点部分のボルトが脱落していた。

 事故調委が調査官をカナダのボンバル社に派遣し製造時の記録などを調べた結果、機体納入前の機能テストで前輪部分を誤って損傷させ、部品交換をした際にボルトを付け忘れ全日空に納入した可能性が高いことが分かった。

 事故調委は、ボルトを付け忘れた原因として製造時の品質管理に問題があったと判断。ボンバル社を指導・監督する立場にあるカナダの航空当局に安全勧告を出し、品質管理の徹底を求めることにした。現在、国際民間航空条約の規定に基づきカナダ当局に見解を求めており、カナダ側の見解を待って安全勧告を最終決議する方針。

 事故調委は昨年3月にも同型機が高知空港の滑走路から逸脱し、右主翼下の車輪が脱落した事故(平成16年11月)でカナダ当局に安全勧告を出している。

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