[ニューヨーク 11日 ロイター] 米インターネット検索大手ヤフー<YHOO.O>は11日、米マイクロソフト<MSFT.O>による414億ドルの買収提案を買収額が低過ぎるとして拒否した。買収は株主の利益にならないとの結論で取締役会が一致したという。
マイクロソフトは1株当たり31ドルで買収を提案していた。今回ヤフーが提案を拒否したことで、アナリストは、マイクロソフトが1株40ドルまで買収額を引き上げてくる可能性もあるとみている。
ヤフーは声明で、ヤフーの国際ブランドや約5億人を誇る世界的な利用者、オンライン広告に対する投資を踏まえると、マイクロソフトの提示額は「大幅に過小評価されている」と述べた。ヤフーの成長見通しや同社が保有する中国電子商取引大手アリババ・ドットコム<1688.HK>株式も考慮されていないと指摘した。取締役会はあらゆる戦略的選択肢を検討中としている。
一方、マイクロソフトは、ヤフー株主に支持を訴え委任状争奪戦を展開するか、提示額を引き上げるか、あるいは提案を撤回するかの選択を迫られている。マイクロソフトの広報担当者はコメントを控えている。
ウィリアム・ブレア&カンパニーのアナリスト、トロイ・マスティン氏は「提示額引き上げの公算が大きい」とし、マイクロソフトは1株35ドルもしくは36ドルに引き上げる用意があるようだと語った。
複数のアナリストは、マイクロソフトが最低でも1株35ドルに引き上げる公算で、最高で40ドルまで引き上げる可能性もあるとした。ヤフーの声明は具体的な額には触れていない。