2016
年まで
待てない
−。
北京でオリンピックが
開かれる
今年夏、
若手のクリエーターがスポーツを
題材にした
映像を
制作。ネット
上で
公開するイベントが
行われる。
名づけて「
東京オンリーピック」。2016
年の「
東京五輪」に
向けた
招致活動が
熱を
帯びる中、
若者層の
関心をつかんで、
五輪でさらに
盛り上がり、
新たなクリエーター
発掘につなげようという
取り組みだ。(
谷口隆一)
■
奇想天外な“
競技”
パソコンの
中で
繰り広げられる
映像は、
五輪の
種目には
入っていない
競技。それどころか、
現実には
絶対にありえない
状況で
繰り広げられるスポーツばかり。
「ここだけ(オンリー)の
映像(ピクチャー)だから、オンリー・ピクチャーズ。
略して『オンリーピック』です」。こう
解説するのは、このイベントを
企画し、
運営事務局も
務めるファンワークス(
東京都渋谷区)の
高山晃社長だ。
発想の
原点は、
映像作家の
真島理一郎氏が、
専門学校「デジタルハリウッド」の
卒業時に
制作したCG(コンピューター・グラフィックス)アニメーション「スキージャンプ・ペア」だった。
1
人で
飛ぶスキージャンプを2
人で
飛んだらどうなるか
−を
描いた
作品。
空中でペアが
披露するポーズの
面白さが
世界で
絶賛され、DVDもエイベックスから
発売された。
「
東京オンリーピック」は
真島氏を
総監督に
迎え、15
人のクリエーターが
架空の
競技を
想定して、アニメ、CG、
実写などの
映像を
作る。
完成後は、
公式サイト(http://www.onlypic.org)や
動画共有サイト「You tube」の
東京オンリーピックチャンネル(http://jp.youtube.com./FanworksCh)
を通して発表していく。<page/>
■
公式ユニホームも
参加者は
多彩だ。
映画監督の
中野裕之氏、
世の中の
事象に
好き勝手な“
単位”をつけたサブカル
本「
新しい単位」(
扶桑社)などの
独特なイラストで
知られる
五月女ケイ子氏ら、
国内外からクリエーターが
参集。「スキージャンプ・ペア」のように
斬新なアイデアと
表現力で
架空のスポーツを
映像化して
競い合う。
一般からの投稿も大歓迎。著名クリエーターの発想を超えるアイデアが全世界から寄せられそうで、「その中から『やわらか戦車』(ラレコ作のネットアニメで「日本のメディア芸術100選」に選ばれた)のような作品が出てくれば」(高山社長)と期待する。
「東京オンリーピック」の制作委員会には、ファンワークスのほか、デジタルハリウッドや携帯コンテンツのフェイス、出版のキネマ旬報社、電通などが名を連ね、それぞれの方面で情報を発信して盛り上げる。
本編の公開は、北京五輪に合わせて8月を予定。ネット上だけでなく、劇場公開やスポーツイベントなどでの上映会(パブリックビューイング)も行う予定だ。
「『公式ユニホームを作りたい』といったアイデアも出ており、商品化も期待できそう」と高山さん。構想では、東京五輪招致活動との連携も。夏に向けて、ネットの中でも「オンリーピック」が盛り上りそうだ。
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