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*’ぜろはちきしゃりぽーと:しょうがいしゃやかぞくによるじしゅぼうさい せいかつみなおしへとりくむ /いしかわ(まいにちしんぶん)*

’08記者リポート:障害者や家族による自主防災 生活見直しへ取り組む /石川(毎日新聞

4日(月)17時1分



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 ◇情報じょうほう開示かいじ近隣きんりんとのコミュニケーション、生活せいかつ見直しみなおし取り組むとりくむ
 昨年さくねん3がつ能登半島のとはんとう地震じしんなど、北陸ほくりく含むふくむ日本海にほんかいかわ大きなおおきな地震じしん続いつづいた。石川いしかわけん障害しょうがい持っもっ子どもこどもたちらの団体だんたいでは、震災しんさい教訓きょうくん生かそいかそうと体験たいけんだん語っかたったり、「HELPカード」作りつくりといった自主じしゅてき防災ぼうさい対策たいさく活発かっぱつさせている。これまで、障害しょうがい個人こじん情報じょうほうをオープンにすることを「偏見へんけん悪徳あくとく商法しょうほう危険きけんなどにさらされる」と懸念けねんし、控えひかえていた当事者とうじしゃ多いおおい。だが、災害さいがい直面ちょくめんした人々ひとびとから「いのち守るまもるには、情報じょうほう開示かいじ日常にちじょう近隣きんりんとのコミュニケーションが大事だいじ」と日常にちじょう生活せいかつ見直すみなおす取り組みとりくみ広がっひろがっているという。【泉谷いずみたにゆう梨子なしご
 ◆震災しんさい体験たいけん語るかたる
 石川いしかわけん肢体したい不自由ふじゆう協会きょうかいは、昨年さくねん11つき能登半島のとはんとう地震じしん体験たいけんをテーマにシンポジウムを開催かいさい身体からだなどに障害しょうがいのある子どもこども持つもつ石川いしかわけん輪島わじまいち会員かいいんたちが、避難ひなんなどの実体験じつたいけん話しはなした。そのじゅうでは「避難ひなんじょになった公民館こうみんかんになじみがなく、長くながくいられなかった」「断水だんすい続きつづき銭湯せんとうにも(介助かいじょなどが必要ひつようなため)同性どうせい家族かぞく2にんがいるときしか行けゆけなかった。いま思えおもえひと頼めたのめばよかった」「余震よしんもあり、遠くとおく親せきしんせき預けあづけ子どもこども心配しんぱいをしながらうち片付けるかたづけるのが大変たいへんだった」など、コミュニケーションや情報じょうほう不足ふそく被災ひさい生活せいかつがより困難こんなんになった事例じれい報告ほうこくされた。
 ◆助け合いたすけあい土壌どじょう
 被災ひさいした健常けんじょうものじゅうにも、遠慮えんりょ情報じょうほう不足ふそくでボランティアなどを頼めたのめず、“孤軍こぐん奮闘ふんとう”したれい多くおおくあり、今後こんご課題かだい一つひとつになっている。しかし、被災ひさい入りいりしたボランティアに障害しょうがいもの介助かいじょ専門せんもんはごくわずか。専門せんもんボランティアの派遣はけん求めるもとめるこえもシンポでは上がっあがったが、どう協会きょうかい大寺おおてらゆたかふく会長かいちょうは「協会きょうかい派遣はけんすることも考えかんがえたいが、人手ひとで足りたりない。また、障害しょうがいひとそれぞれで、たとえ同じおなじ障害しょうがいおやでもできることが限らかぎられる」と話すはなす。「結局けっきょくは、近隣きんりん人々ひとびと助け合うたすけあうのが一番いちばんで、避難ひなん訓練くんれんなどへの参加さんか土壌どじょう作るつくることが重要じゅうよう」と会員かいいんらにさらに呼びかけるよびかけるつもりだという。
 ◆HELPカード
 一方いっぽう県内けんない5養護ようご学校がっこう通うかよう障害しょうがい保護ほごものらで作るつくるPTA合同ごうどう研修けんしゅうかい障害しょうがい常につねに携帯けいたいする「HELPカード」を作りつくり普及ふきゅう進めすすめている。カードは2まい組みくみ名前なまえ所属しょぞくする養護ようご学校がっこう障害しょうがい内容ないようやかかりつけの医療いりょう機関きかん投与とうよするやく避難ひなん支援しえん方法ほうほうなどさまざまな個人こじん情報じょうほう記入きにゅうする。災害さいがいなど、万一まんいちさい救助きゅうじょ避難ひなん支援しえんにあたるひと触れるふれることで、いのち守るまもる助けたすけにすることが狙いねらいだ。作成さくせいはなし一昨年おととしごろから持ち上がっもちあがっていたが、能登半島のとはんとう地震じしんをきっかけに「作っつくってほしい」と後押しあとおしするこえ増えふえ昨年さくねんなつごろから配布はいふ始めはじめている。
 ◆個人こじん情報じょうほう保護ほご
 どう研修けんしゅうかい金子かねこ聡子としこさん(44)は「カードで最ももっともをつけているのは個人こじん情報じょうほうとの兼ね合いかねあい」と言ういう携帯けいたいしていた子どもこども紛失ふんしつしたり、ひと渡しわたしたりする危険きけんせいもある。金子かねこさん自身じしんも、障害しょうがい持つもつ長女ちょうじょ車椅子くるまいす押しおし出かけるでかける宗教しゅうきょう団体だんたいなどの勧誘かんゆう頻繁ひんぱん遭うあうという。個人こじん情報じょうほう悪用あくようされる可能かのうせいを「怖いこわい」と感じるかんじる機会きかい多いおおい
 しかし、シールを張るハルなどできる限りかぎり対策たいさくをしながらも、「震災しんさい経験けいけん聞きききしん閉ざしとざしながらいのちだけ守っまもってもらうことは無理むり分かっわかった。それを多くおおく保護ほごもの伝えるつたえることもカードの狙いねらい一つひとつ」と金子かねこさんは話すはなす普及ふきゅう急ぐいそぐ気持ちきもちはあるが、「カードに込めこめ願いねがいを1にん1にんにていねいに訴えうったえたい」と早急さっきゅう配布はいふはしないつもりでいるという。
 ◆健常けんじょうものなんをすべきか?
 自主じしゅてき活動かつどうで、非常時ひじょうじへの備えそなえ始めはじめ障害しょうがいものとその家族かぞくたち。では、非常時ひじょうじ健常けんじょうものかわ求めもとめられるのはどんな支援しえんだろうか。「それは障害しょうがい種類しゅるいやそのひと個性こせいによってすべて違うちがう」と大寺おおてらふく会長かいちょう金子かねこさんの意見いけん同じおなじだ。「まず、近所きんじょにいる障害しょうがいものがどんなひとか、機会きかいをみつけて、日ごろひごろから顔見知りかおみしりになってもらいたい。会えあえばすぐにわかる」(大寺おおてらふく会長かいちょう)。

2がつ4にち朝刊ちょうかん
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