3日に行われた伝統のアヤックス対フェイエノールト、“デ・クラシケル”は奇妙な試合になった。
開始12秒にはアヤックスが早くもフェイエノールトゴール前に迫り、フンテラールが決定機を迎えた。フェイエノールトはビッグゲームを臨むに当たって、なぜかキックオフから集中力が欠けていた。
その後もアヤックスのチャンスは続き、8分にはハイティンハが、フェイエノールトのMF・DFの甘いマークをドリブルでかわしゴールを決めた。
20分過ぎからフェイエノールトもシュートし始めたが、アヤックス優勢は動かなかった。
45分、フンテラールの右サイドからのクロスをグリーンがカットし、デ・クレアが前線へフィードしたが、これがとんでもないミスキック。アヤックスの新加入選手リンドグレンが素早くガブリにパスを出し、ガブリが簡単にグリーンとデ・クレアのマークを振りちぎってクロス。これを右サイドからすばやくゴール正面にポジショニングを変えていたフンテラールが完ぺきなヘッドで決め、2−0とした。
後半もアヤックスが何度も決定機を迎えたが、ようやくロスタイム、フンテラールが3点目を決めた。3−0の快勝にもかかわらず、「もっとゴールを奪うべきだった」とアヤックスのコスター監督が振り返ったほどの圧倒的な差があった。
キックオフ直後から、盛んにピッチに向かって怒りのポーズを見せていたファン・マルワイク監督は、「これは“デ・クラシケル”なんだ。なのに、気持ちも姿勢も伝わってこなかった」と試合後も激怒。今年に入ってフェイエノールトは6試合連続先制点を奪われている。このスタッツも偶然ではなく、キックオフ直後から、マークが緩かったりする場面が目立っている。これでフェイエノールトは首位PSVに勝ち点差11と離され、優勝争いから脱落しただけでなく、ヘーレンフェーンにも抜かれ、順位を3位から4位へ落とした。
一方のアヤックスは2位だが、勝ち点8差で辛うじてPSVの背中が見えている状態。コスター監督は、「われわれは一つ一つ目前の試合に集中するだけ。その上でPSVの取りこぼしに期待したい」と語っていた。
-ToruNakatafromHolland-