東京大学は、高齢者が安心して暮らせる「モデル社会」作りに取り組む。
舞台は千葉県柏市で、様々な分野の英知を集め、同市との共同プロジェクトとして始動、健康福祉計画に反映させる。大学の新たな地域貢献として注目されそうだ。
研究に取り組むのは、ジェロントロジー(老年学)研究部門の秋山弘子教授ら。医学、看護、工学、法律、経済、心理、教育など18人の教授、准教授が参加している。柏市は東大のキャンパスがあり、農地、商業地、住宅地が混在、モデル作りに適した場所として選ばれた。
目的は、〈1〉元気な高齢者が活躍できる場〈2〉認知症などの高齢者を地域で看護するシステム〈3〉最新の科学技術を活用した高齢者向け機器とシステム−−を作ること。まず、退職して家に引きこもりがちな男性の地域参加に取り組む。24時間の訪問介護の経済性の分析や、高齢者向けの大学なども計画している。一人乗り車両を使った安全な移動システムの研究も進める。