都市緑化を目的に都が昨年始めた「緑の東京募金」の街頭キャンペーンが2日、台東区の上野公園と都内31駅で行われ、緑のウインドブレーカーを着たボランティアの都職員約1000人が募金箱やパンフレットを手に、協力を呼びかけた。
上野公園の野外ステージでは正午、猪瀬直樹副知事が「都の予算と都民の募金で力を合わせて緑を作るすばらしいアイデアを考えたのに都民は知らない。寒い中、職員が率先して汗を流せば分かってもらえる。一緒にやろうと思ってもらえる」と職員らに訴えた。
その後、職員は公園内の東京文化会館前や主要駅などに分かれ、募金を呼びかけた。港区に住む伊西健祐君(9)も呼びかけに応じて寄付。母親の孔さん(44)は、「口座番号などが書かれた紙1枚で協力を求められるより、街頭で説明していただいたほうが気持ちも伝わる。ボランティアという姿勢もすばらしい」と評価した。
緑の東京募金は、東京湾の埋め立て地に苗木を植えて森を育て、風の通り道をつくったり、街路樹の増設などを目的に創設され、10年度までに8億円を目標にしている。都は、16年夏季五輪招致の理念を示す事業の一つとして位置づけている。【窪田弘由記】
〔都内版〕
2月3日朝刊