【ヨハネスブルク白戸圭一】アフリカ中部チャドの首都ヌジャメナでは3日、前日に侵攻した反政府勢力3派と政府軍の戦闘が大統領官邸周辺で続いた。旧宗主国フランスの国防省が同日、チャド政府軍の参謀総長が戦闘で死亡したことを確認するなど、政府側に不利な戦況となっている模様だ。
AFP通信によると、フランス政府はデビ大統領の避難に協力するとチャド側に申し出たが、大統領は拒否。チャドのアブダラーナスール国務相はフランスのラジオ局に「大統領は官邸で軍を指揮している」と述べた。政府側は戦闘ヘリコプターを投入し、反撃を試みているという。
中東の衛星テレビ・アルアラビーヤは、駐ヌジャメナのサウジアラビア外交官の家族2人が戦闘の巻き添えで死亡したと伝えた。
チャドを管轄する在カメルーン日本大使館によると、チャドには宗教関係者など9人の日本人が住んでおり、このうち8人の安全が確認できたが、女性1人と連絡が取れないため確認を急いでいる。