2日に公開した合唱団のダブルブッキング騒動を描いた映画「歓喜の歌」(松岡錠司監督)と同じようなトラブルが起こっていたことが、分かった。映画は主演小林薫(56)演じる会館主任がよく似た名前の2つの合唱団の予約を受けたために騒動となる。主任が奔走し、2つの合唱団による合同公演にして解決するのだが、東京・上野の東京文化会館で実際に起こった問題は、手を取り合ってとはいかなかった。
同会館では10月23日に東京都交響楽団の定期演奏会の予定が入っていたが、同21日〜11月8日にはウィーン国立歌劇場のオペラ公演が行われる。開演時間は重なっていないものの、公演期間中はオペラの舞台装置を動かせず、交響楽団の演奏会が中止になった。同楽団の事務局長は「使えるようぎりぎりまで頑張りましたが、映画のようにはいかないです」。パンフレットの刷り直しや新聞広告代など、新たに数百万円かかるという。
この日、都内で公開初日の舞台あいさつに立った小林は「立場が分かるだけにコメントしづらいですね。私だったら合同コンサートにします」。ほかに安田成美、由紀さおり、立川志の輔らが出席。