任期満了に伴う京都市長選が3日告示され、いずれも新人で無所属の前市教育長の門川大作氏(57)=自民党、公明党、民主党府連、社民党府連推薦=、会社相談役の岡田登史彦氏(61)、前京都市議の村山祥栄氏(30)、弁護士の中村和雄氏(57)=共産党推薦=の4人が立候補、14日間の選挙が始まった。新人だけの争いは12年ぶり。桝本頼兼市長の3期12年の評価や歴史都市・京都の方向性が問われる。投票は17日で、即日開票される。
約2兆円の借金を抱える厳しい財政のもと、昨年9月にスタートした新景観政策による景観保全の是非や少子高齢化に対応した福祉の充実、多発した職員不祥事の再発防止と信頼回復への具体策が主な争点となる。
同日朝、市選管に届け出た4候補は雪が降る冷え込みのなか、各選挙事務所前の出発式で第一声をあげた。
市議会与党のほか連合京都や日本商工連盟京都地区など各種団体でつくる「未来の京都をつくる会」が推す門川候補は「京都の人間力で新しい京都をつくる」と訴え「京都ニューディールの会」の岡田候補は「経済再生で福祉を充実する」と力を込めた。
「よみがえれ!京都」が推す村山候補は「しがらみのある行政を改革する」、共産党や京都総評など民主団体の「いま正義を・京都市政を刷新する会」の中村候補は「透明で公平公正な市政に変える」と誓った。
市長選で4人以上が立候補したのは新人9人が争った1989年以来。政党レベルでは5回連続で非共産対共産の二極構図となり、門川候補と中村候補の争いに、村山、岡田両候補が無党派の支持を広げ、どこまで迫るかが焦点となる。大阪市長選、大阪府知事選に続く大型選挙で、次期衆院選の「前哨戦」ともみられる。
今回から新たに上京区に電子投票が導入され、先行する東山区と2区で実施される。期日前投票は4日から各区役所と支所で始まる。京北、久世、神川、淀の4出張所では14−16日に行われる。