川西市教委は1日、弥生時代中期で全国最大規模の集落とされる加茂遺跡(同市南花屋敷など)から、新たに3条の環濠(かんごう)と、同じ時期の木棺の墓が見つかった、と発表した。遺跡からは、07年12月までに4条の環濠が見つかっており、計7条の環濠を持つ強固な遺跡であることが分かった。
新たに見つかった環濠は、幅2・8〜4メートル、深さ30〜50センチ。これまで知られていた環濠の外側にあった。集落の中心域を同心円状に取囲むような形になっており、防御の態勢がこれまで考えられていたより一層、厳重だったことになる。
また、今回見つかった環濠が途切れる部分に3基の墓があった。中には木棺が埋められていたとみられる。この遺跡からはこれまで多くの木棺墓が見つかっているが、今回のものは穴が大きいほか、中心域への入り口に近いため、集落の有力者の墓であった可能性があるという。
説明会は9日(土)午後1時から。市文化財資料館(同市南花屋敷2)集合。同館(072・757・8624)。【池内敬芳】
〔阪神版〕
2月2日朝刊