県立上野農高(伊賀市荒木)食品化学系列3年の生徒らが、れんがを組んだパン窯を校内に自作、1日、初めてピザや米粉パンを焼き上げた。同校は、09年度に現在の県立上野工高(同市緑ケ丘西町)に開校予定の新総合専門高校に統合される予定。生徒らは「統合後も、パン窯を移して使ってほしい」と訴えている。
窯は、高さ約150センチ、幅140センチ、奥行き80センチ。生徒ら4人が、課題研究の一環で取り組み、昨年9月から5カ月かけて完成させた。地面を掘り下げて基礎を作り、土台にはコンクリートブロックを使った。窯の部分は、れんがをドーム状に組みあげた。
この日、生徒らは米粉にグルテンを加えて作った生地のオリジナルピザや、米粉100%のパンなどを窯で次々と焼き上げては、試食した。
放課後も残って作業を続けたという窯作りのまとめ役、濱田理基さん(17)は「やり遂げることができ、本当にうれしい。新設校でも使ってもらえたら」と振り返った。
また、パンに弾力を与えるグルテンなしの米粉だけでパンを作った山口光輝さん(17)は「水の量を調節したり、きなこなどを加えることで、グルテンを使わずにおいしいパンができた。小麦アレルギーの人にも食べてもらえる」と手応えを感じている様子だった。【傳田賢史】
〔伊賀版〕
2月2日朝刊