第二次世界大戦後の戦後和解をテーマにした公開ゼミナールが31日夜、甲府市酒折2の山梨学院大であった。毎日新聞学芸部副部長の岸俊光記者が講師を務め、敗戦国である日本とドイツ両国による戦後補償に関する基調講演とパネルディスカッションが行われた。
岸記者は、ナチス統治時代に起こった外国人強制労働の補償問題に現在も取り組むドイツ政府と、従軍慰安婦問題への日本政府の対応を比較。「両国とも法的責任ではなく道義的責任を取るとして補償金を支払ったが、日本への評価が低い」と述べ、過去を記憶して再発防止を図る視点の重要性を訴えた。
ディスカッションでは岸記者に加え、同学部のサルキソフ教授、磯和春美・毎日新聞甲府支局長が参加し、加害責任とどう向き合うかについて議論した。【中西啓介】
2月2日朝刊