新潟西港が信濃川から流れてくる土砂で埋まり、将来的に船が入港できなくなる恐れが出ている問題で、国土交通省北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所は1日、第2回の「新潟西港の埋没を考える委員会」(委員長、清水誠・東京大名誉教授)を新潟市内で開催した。委員らは現地を視察して土砂の廃棄状況を確認した。
新潟西港は信濃川の泥がたまる地形だが、港の機能を保つためにしゅんせつしている土砂の捨て場について、先行きが不透明という懸念を抱えている。
委員ら21人は、同市中央区入船町の廃棄物護岸を訪ねた。ポンプしゅんせつ船で吸い上げられた土砂が、直径76センチのパイプから、激しく吐き出される様子を視察した。
さらに、土砂の利用法についても検証が行われた。土砂は砂よりも粒子が非常に細かいシルトや粘土が大部分を占め、建設資材や砂浜の回復、干潟の造成などには使えない見通し。唯一の可能性は埋め立て地への利用で、同事務所の担当者は「検討を重ねることで、打開策を考えたい」と話した。【渡辺暢】
2月2日朝刊