【シドニー2日時事】オーストラリアで1970年ごろまでの約1世紀、先住民であるアボリジニやトレス海峡島しょ民の子供を親から引き離し、施設などへ収容した政策に対し、政府が初めて公式に謝罪する。政府はこれまで謝罪を拒んできたが、謝罪を公約に掲げた労働党政権が昨年末に誕生。13日に先住民の代表を議会に招き、ラッド首相が謝罪を表明する。
豪州では、英国植民地時代から先住民に白人文化を強いる「同化政策」がとられていた。その一環として、先住民、特に混血の子供を強制的に親から取り上げ、収容所や孤児院に入れたり、白人の家庭で育てたりした。こうした子供たちは「盗まれた世代」と呼ばれ、10万人はいるとみられている。