【愛知県】やりがいがある職場だと訴えたい−。こんな目的で県は3月4日、来春に就職時期を迎える大学生らを対象にした初の「県職員ガイダンス」を名古屋市中区の県自治研修所で開く。ここ数年、県職員を目指す学生の数が伸びないため「県民のために働く公務の魅力や楽しさをPRし、優秀な人材を集めたい」という。
県人事委員会事務局によると、大卒程度を対象に1998年度以降に実施した採用試験で、採用予定者に対する申し込み倍率の最高は2000年度の48・1倍。その後は低下傾向にある。
特に昨年実施した試験では、採用予定者が前年度の2倍に当たる約190人に増えたのに、申込者は1901人で136人(7・7%)増えただけ。倍率はここ10年で最低の10倍に落ち込んだ。高卒程度を対象にした試験でもほぼ同じ傾向だ。
事務局は「民間の採用意欲が旺盛で、人材が民間に流れている」と分析するが、「国や地方自治体で不祥事が続き、公務員のイメージが悪くなっている」との声もある。
ガイダンスでは勤務条件や求める人材、県が進めるプロジェクトなどを説明し、メーンは若手職員4人による座談会。「上司との付き合いや残業が多いといった職場で、経験した生の声を率直に語ってもらう」という。出産や育児との両立などに関する専用ブースも設ける。
当日は午後に2回のガイダンスを行い、定員は各200人。参加は高校生や社会人でも興味がある人なら構わない。今月4日から受け付け、同事務局のホームページにある申込書で事前に申し込む。問い合わせは県人事委事務局=電052(954)6822=へ。
(石川浩)