鹿児島市内で性的暴行を10件繰り返したとして強姦(ごうかん)致傷罪などに問われ、有期刑で最高の懲役30年を求刑された鹿児島市田上台1丁目、会社役員山中直樹被告(39)の判決公判が1日、鹿児島地裁であった。谷敏行裁判長は「女性の人格を完全に無視し、卑劣極まりない」として懲役28年を言い渡した。
判決で谷裁判長は「手首を切った」「人間不信で仕事を辞めた」などと事件が被害女性に与えた影響の深刻さに触れ、「身体的、精神的苦痛は甚大」と指摘。「(長期の服役は)やむを得ない」とした。
判決によると、山中被告は2002年9月から05年11月にかけ、鹿児島市内で、夜間に鍵のかかっていないマンションの部屋に忍びこみ、「組織に依頼された」とうそを言うなどして10人の女性に乱暴した。
=2008/02/02付西日本新聞朝刊=