精密フィギュアメーカー「コミニカ」(東京都新宿区)の脱税事件で、法人税法違反に問われた社長、大久保恭子被告(52)と元顧問弁護士の元検事、竹原隆信被告(49)は1日、東京地裁(佐藤卓生裁判官)の初公判でともに起訴事実を認めた。検察側は「スタジオジブリ作品のフィギュアが大ヒットして売り上げが急速に伸び、自由な金を確保したいと考えた」と動機を指摘した。
検察側冒頭陳述によると、大久保被告が竹原被告に脱税の方法を相談。竹原被告は、水増しした仕入れ額を香港のメーカーにいったん支払った上で、自らが管理するダミー会社あてに送金させる手法を提案した。
起訴状によると、大久保被告らは03〜05年、約1億9800万円の所得を隠し、法人税約5700万円を免れた。【銭場裕司】