[東京 1日 ロイター] IHI<7013.T>は1日、2007年4─12月期業績を発表した。売上高・受注高は伸ばしたが、エネルギー・プラント事業の大幅な業績悪化を受け、営業損益は475億円の赤字(前年同期は62億円の赤字)となった。
売上高は、前年同期比11.5%増の8588億円、受注高も同19.5%増の1兆0984億円と堅調に伸びた。事業別には、自動車向け過給機が順調な機械事業や、航空エンジンが堅調な航空・宇宙事業などが利益を伸ばし、公共事業の縮小で懸案となっていた物流・鉄構事業も赤字幅を半減させるなど改善した。しかし、エネルギー・プラント事業が、海外における工程混乱にともなう建設費用の増加やコスト削減の遅れの影響で756億円の赤字を計上。全体の重しとなった。
これを受け、経常損益は550億円の赤字(同84億円の赤字)となった。当期純損益は、固定資産の売却益などによって112億円の黒字(同86億円の赤字)を確保した。
2008年3月期の連結営業損益見通しは、150億円の赤字と12月に公表した従来予想から変更しなかった。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト8人の予測平均値は191億円の営業赤字となっている。
同社は昨年9月、エネルギー・プラント事業で巨額損失が生じるとして、08年3月期の営業損益計画につき、期初に400億円としていた黒字見通しを170億円の赤字へと下方修正した。さらに精査したうえで12月、150億円の赤字へと再修正していた。
(ロイター日本語ニュース、平田 紀之記者)