[東京 1日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反落。米モノライン(金融保証会社)への格付けに関してムーディーズやスタンダード&プアーズから発表が相次ぎ、市場にはモノラインへの不安が再び台頭した。
今晩、米国の1月雇用統計や1月ISM製造業景気指数の発表を控えて積極的に動きづらい中、先物などの売りに押された。
業種別では海運や空運、保険などが買われた。不動産や銀行、情報・通信はさえない。
東証1部騰落数は値上がり662銘柄、値下がり961銘柄、変わらずは100銘柄。東証1部売買代金は2兆6251億円だった。
きょうの国内株式市場は、軟調ながら香港や韓国、インドなどアジア株の上昇で一定の安心感が出て、大きく下値を切り下げるような場面はなかった。半面、1万3500円台では戻りが鈍った。「1万3500円水準は昨年秋からの下げ相場でトレンド線を引いた場合の上値抵抗ゾーン。このため、上値が重いなかで週末のポジション調整をしている形だ」(三菱UFJ証券投資情報部部長代理、山岸永幸氏)という。「好業績株を中心に買いが入っているものの、不安心理が払しょくできず上値が重い。銀行株安も圧迫要因になった」(準大手証券投資戦略室長)との声もあった。
個別では、ハイテク株でソニー<6758.T>が前日比8%を超す下落となった、キヤノン<7751.T>は後場切り返した。10―12月期の営業利益が17年ぶりに過去最高となった松下<6752.T>もしっかり。みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などの大手銀行株は軟調だった。
31日に発表した2007年4─12月期業績が好感されたスズキ<7269.T>が買われた。トヨタ自動車<7203.T>は安い。2008年3月期連結営業利益予想を上方修正した富士通<6702.T>は堅調。在庫影響除く通期予想を下方修正した新日本石油<5001.T>は下落した。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)