◇ひこにゃん・屋形船・ベロタクシー「地域活性、知名度アップ」
◇6月からの開国150年祭に弾み
彦根市で昨年開かれた「国宝・彦根城築城400年祭」の実行委が、関西から日本を明るく元気にした団体に贈られる「関西元気文化圏賞」の特別賞に選ばれた。大賞に次ぐ賞で、実行委や「ポスト400年祭」と位置付けて6月から開催する「井伊直弼と開国150年祭」実行委は「彦根の元気と底力を発揮する大きな後押しになる」と喜んでいる。【松井圀夫】
400年祭は昨年3〜11月の約8カ月間あり、55万人の目標を大きく上回る約76万5000人が入場。経済効果は中間報告で170億円と推計され、関係者は「数の上では大成功だった」と言う。
その原動力になったのが各団体や市民グループの活動、集客に大きく貢献したイメージキャラクター「ひこにゃん」。NPOによる内堀の屋形船航行や、城内を人力でのんびり走る県内初の「ベロタクシー」運行は彦根の新たな魅力、彦根の元気を引き出した。
同賞は03年に創設され、県内では06年に県立野洲高サッカー部が大賞に次ぐ「ニューパワー賞」を受賞している。400年祭は「ひこにゃん」人気もあり、地域の活性化に寄与するとともに、全国的な知名度を高め、関西全体を元気付けたと評価された。
このほど大阪市内で贈呈式があり、北村昌造・実行委会長と「ひこにゃん」が賞状とトロフィーを受け取った。北村会長は「予想もしていなかった受賞に驚いています。このパワーを6月からの『井伊直弼と開国150年祭』につなげたい」と話していた。
獅山向洋・彦根市長も記者会見などで「彦根市民の元気と彦根の文化が認められた」と喜び、150年祭にも自信を見せる。
150年祭は400年祭と同じ7団体による実行委が昨年末に設立されており、引き続き務める北村会長は「400年祭以上に盛り上げ、彦根の元気を持続しよう」とゲキを飛ばし、事務局も「特別賞は大きな追い風になる」としている。
2月1日朝刊