ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
正午現在 106.40/43 1.4868/73 158.19/27
午前9時現在 106.25/30 1.4861/66 157.93/00
前日NY17時 106.41/45 1.4858/61 158.16/23
[東京 1日 ロイター] 正午過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点と同水準の106円前半で取引されている。1月米雇用統計の発表を控えポジションを傾けにくいため、株価などを手掛かりとした取引も見られたものの、全般的に小動きとなった。市場では、同雇用統計発表後の相場に関心が移ってきた。
朝方の取引で米銀がユーロを買い上げ、ユーロ/円は小幅に上昇。また、ドル/円、クロス円で本邦証券系の買いが入ったと見られ、106円半ばに押し上げられる局面もあった。ドル/円に関しては、下落しても105円付近で実需やファンド系にサポートされると見られている。
仲値公示をはさんで国内金融機関を経由した売りがドル/円や豪ドル/円に続いており、市場では「一部邦銀のリパトリエーション(資金の本国還流)ではないか」(国内金融機関)との声が出ていた。一方でドル/円の下値には外銀を経由したアジア系ファンドなどの買いが観測されており「取引量はそれなりにあるが、値が振れづらい」(外銀)との指摘もあった。午前中の取引では、国内勢が断続的に円買いに動いているとの指摘が多く聞かれた。
1月米雇用統計の発表を控えて全般は手掛かり難で、「次の展開待ち」(外銀)との声が出ている。日経平均が不安定な値動きとなっており、引き続きアジア株の値動きが注目される。ある外銀筋は、中国の大雪でアジアの株価が軟調となり、円が買われやすくなる可能性も指摘していた。
市場では、今夜予定されている米雇用統計発表後のユーロ/ドルの値動きに関心を寄せる声が複数出ている。
ロイター調査によると、1月米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが6万3000人に加速する見通し。「雇用統計は弱くないと見ている」(資本筋)といい、ドルは108円台への上昇が予想されている。
一方、海外市場でユーロの1.5000ドル付近をストライクとするオプションがまとまって権利行使期限を迎える。雇用統計が予想を下回れば「投機筋が1.50ドル乗せを狙ってユーロ買い/ドル売りに動く可能性が高い」(外銀)という。
ただ、ユーロ/ドルが上昇した場合の円相場の反応については、ユーロ買いが波及する形でユーロ/円が上昇するとの見方と、ドル売りが強まってドル/円が下落しクロス円の下げにつながる見方などが交錯しており「やはり株価の反応が円相場のポイントになるのでは」(別の外銀)との声が出ている。
(ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)