豊臣秀吉が茶の湯に愛用したという「豊園水」を、井戸を掘って復元させた京都市下京区の洛央小の小川で1日、児童がホタルの幼虫のえさになるカワニナを放流した。春にホタルの幼虫も放す予定で、児童は「夏が楽しみ」とホタルの光が舞う夢を膨らませた。
豊園水は秀吉の別邸龍臥(りゅうが)城にわいたとされる。旧豊園小跡地にある洛央小に井戸跡が遺構として残る。同小は環境教育に活用するため、昨年2月に太陽光発電で地下水をくみ上げて流す「洛央かもがわ」を作った。
カワニナは高瀬川でホタルの育成に取り組む「高瀬川保勝会」の金子明会長(73)が約1キロを提供した。金子さんが見守る中、同小で環境に関する取り組みを進める環境委員会の児童18人が一斉にバケツから手にとって放流した。委員長の6年前川和響君(12)は「早くホタルを近くで見たい」と話した。