日光市による今市地区の商業ビル「オアシス・センター・プラザ」購入問題で、価格が約3億3000万円との鑑定結果が出されていたことが分かった。同ビルを中心とした街おこしを検討している「市中心市街地活性化協議会」は31日、専門部会を設置して、買い取りの検討に入ることを決めた。
所有者側からは、諸経費を除き、鑑定価格より約8000万円高い、約4億1000万円が提示されていた。市は購入する場合、鑑定結果が最高値となるため、直接取引は困難となる見通し。
市によると、土地の価格はほぼ同じだったが、同ビルの耐用年数を所有者側が70年と見積もったのに対して、市側は40年と判断、大幅な差額が生じた。市は2月中に市公有財産処理委員会での審議も進めるが、競売になっても参加して取得を目指す方針。
日光商工会議所を中心に官民合同で組織された同協議会は31日、初の幹事会を市内で開催。市が取得困難となった場合は、活性化計画の全面的な見直しを余儀なくされることから、ビル購入問題について検討する専門部会を設置することで、幹事会の了承を得た。
永岡俊彦幹事長は「(まちづくり会社の)オアシス今市の取締役を中心に2月中に専門部会を発足させたい」と話し、「市民も納得できるよう、あらゆる可能な選択肢を考えたい」とも話した。【浅見茂晴】
2月1日朝刊