復帰後初勝利を挙げた日本代表の岡田武史監督(51)が選手を一喝していたことが31日、明らかになった。関係者によると、30日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦終了後のロッカールームで、指揮官は「勝ったからといって浮かれるんじゃないぞ。あくまでもタイ戦が勝負」と選手に厳しい言葉を放って解散したという。
中沢の先制点、山瀬の2得点と03〜06年途中まで指揮していた横浜の“弟子”2人が全得点を挙げて初勝利したが、指揮官は喜びたい気持ちを押し殺した。結果的に勝利したものの、ゴール前での気迫に欠け、2トップの巻と高原は負傷交代。6日のW杯3次予選初戦のタイ戦へ向け、決して楽観視できる内容ではなかった。W杯予選の恐ろしさを十二分に知る知将は「きれいな形ではなく、もっとどん欲に。W杯予選は甘くない」と不満も漏らしていただけに、同じ気持ちを選手にも求めた形だ。
この日、わずか1日のオフを与えられた選手は、1日に千葉県内で再集合するが、再開される合宿は緊張感に満ちたものになりそうだ。