社団法人建築業協会が主催する本年度の「第48回建築業協会賞」に、県内から萩市堀内の萩博物館(高木正熙館長)と、下関市彦島西山町の社会福祉法人松涛会フロイデ彦島(斎藤正樹理事長)の2施設が選ばれた。選考は、建築の事業企画や設計・施工、建築物の運用、維持管理などに関する総合評価に基づいて行われる。
萩博物館は2004年11月、萩開府400年を記念して、同市が進めている「萩まちじゅう博物館」の中核施設として開館した。建物は鉄筋コンクリート一部2階建ての本館と長屋門、隅矢倉などで構成。いぶし銀色の屋根瓦に、なまこ壁、しっくい壁を施し、内装に阿武川流域の木材をふんだんに使った、重厚な武家屋敷風の造りになっている。
景観保全地域内にマッチした伝統的手法に、現代性を加味した斬新なデザインと施工が優れている、と評価された。
フロイデ彦島は、ケアハウスやグループホーム、デイサービス、居宅介護支援事業所、ホームヘルパーステーションを併設。鉄筋コンクリート3階建てが2棟。L字形に配された9室が1つのユニットケアを形成。どの部屋からも海と太陽を眺望でき、欧州リゾート風の「ケア付き生活施設」となっている。
明るく、広く、機能的な空間構成。中庭を介して、人の出会いがあり、内部に居ながら人と自然の両方の気配が感じられる、と評価された。
=2008/02/01付西日本新聞朝刊=