ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)女性向けアパレル小売り大手の米アンテイラー・ストアーズ(NYSE:ANN)は、2008年から10年に117の不採算店舗を閉鎖、閉鎖に伴い従業員の削減に踏み切る。今回の措置は、「収益力を高め、全社的な事業運営の効率改善を目指した」リストラ計画の一環で30日取引終了後に発表した。
発表によると、同社は本社スタッフの約13%を削減し「アンテイラー」店舗を08年に25店、09年と10年に14店、さらに「ロフト」店舗を10年まで毎年39店舗を閉鎖する。同社は昨年11月3日現在、米46の州で921の店舗を展開する。店舗形態別内訳は「アンテイラー」が354店、「ロフト」が500店、「アンテイラー・ファクトリー」が67店。
同社は一連のリストラ策を推進し2010年までに税引き前で年間およそ5000万ドル、08年には2000万−2500万ドルのコスト節減を見込む。
アンテイラーはこの日、08年1月通期についてリストラ関連費を1株当たり29セント計上する見通しを示すとともに、一時的な項目を除いた1株利益が1.80−1.85ドルとした従来予想を据え置いた。
また、08年度の出店計画については、マクロ経済が低調で小売り環境が先行き不透明なことから慎重な姿勢で臨むとした。
ケイ・クリル社長兼最高経営責任者(CEO)は声明で、「今回の店舗閉鎖などリストラ実施が今後3年間で営業利益率を2パーセント・ポイント以上押し上げると見込んでいる」と述べ、さらに、これにより景気の現状や市場でのビジネスチャンスに素早く対応できるスリムで力強い企業を目指すとした。
アンテイラー株の1月31日終値は、前日比2.30ドル(10.07%)高の25.13ドル。