滋賀県の大津赤十字病院(大津市長等)にヘリコプターで急患を搬送する際の予備の着陸地が2月1日から、恒常的に確保されることになった。陸上自衛隊大津駐屯地(同市際川)のヘリポートとグラウンドで、市消防局が年度を通じた使用を同駐屯地から認められる。市消防局は「より安全で迅速に患者を搬送できるようになる」としている。
同病院には県南部で唯一の救命救急センターが設けられており、ヘリでの救急搬送を年平均5、6件受け入れている。施設内にはヘリポートがなく、通常は約500メートル離れた皇子山陸上競技場に着陸したヘリから、市消防局の救急隊が患者を引き継ぎ、病院に搬送している。
しかし、スポーツイベントなどで競技場が使用されているときは着陸できず、その都度、市消防局が駐屯地に申請して着陸許可をもらっていた。書類での申請自体は事後でもOKだが、年度を通じての許可を得ることによって、連絡や手続きがスムーズになるという。
病院からの距離は、約1キロの駐屯地の方が競技場より遠いため、今後も着陸地の第1候補は競技場のままだが、市消防局は「予備の着陸地が確保されている安心感は大きい」と歓迎している。