背中に
背負って
空を
飛べる装置ジェットパック。この
装置の
普及を
真剣に
考えている
人がいるというのは、
喜ばしいことだ。そもそも、ジェットパックを
欲しくない
人などいるだろうか?しかし、
滞空時間がたった75
秒間しかないジェットパックに10
万ドルを
出すかと
言われれば、それは
疑問だ。
ところが、そうしたジェットパックの
発売計画が
進んでいる。
米ThunderboltAerosystems
社の『ThunderPack』だ。この「
個人用推進システム」は、ほかのジェットパックに
比べ3
倍の
滞空時間を
誇るという。
ほかのジェットパック?――そう、ここでは
詳しく触れないが、
実はほかにもあるのだ。
Thunderbolt
社の
愉快なプレスリリースを
読むと、ThunderPackは「10
年以上の
歳月をかけ、
最新のロケット
燃料と
推進技術によって、
実用的かつ
経済的な
個人用の
空の
乗り物として
開発された」ものだという。
以下に、その
詳細と
動画を
紹介しよう。
市販用として
開発が
進んでいるモデル『ThunderPackModelTP-R2G2』は、
酸化剤として
過酸化水素を、
燃料として
灯油、ディーゼル
燃料、またはメタノールを
使用する。あるいは、
高濃度なら
過酸化水素だけでも
飛行は
可能だという[
製品ページによると、
過酸化水素のみのモデルは2008
年5
月に
価格9
万ドルで
発売予定、
他の
燃料を
併用するモデルは
同8
月に9
万8000ドルで
発売予定]。
Thunderbolt
社はリリースで
次のように
述べている。
最近のテスト
飛行では、
滞空時間37
秒を
記録した。これが2
元燃料になれば
楽に1
分を
超えることが
見込まれ、ThunderboltAerosystems
社は「
大衆向け」ジェットパックの
提供実現にかつてないほど
近づいている。
Thunderbolt
社の
創設者Carmelo“Nino”Amarena
氏は、ThunderPackが
消防士や
国境監視員、
兵士などに
利用されることを
期待している。また、
同社ウェブサイトによると、ThunderPackは
素晴らしい宣伝告知用ツールにもなるという。
ロケットを背負った人が空を飛び、「サンダーマン」となってあなたのメッセージを届ければ、あなたは間違いなく人々の注目の的だ。文字通り遮音塀さえ打ち破って注目を集める、数少ない存在になれる。
Thunderbolt社では、より大きく強力な『Thunderjet』バージョンも開発中だ。こちらはジェット推進技術を使うことで、滞空時間が10倍に延びるという。
ともかく、ThunderPackで実際に飛行している動画を見てほしい。ただし、音が大きいので音量は控えめに。
以上は背負うタイプだが、ジェットエンジンが付いた「翼」で飛ぶ装置については(2)へ
(1)から続く
もしあなたがハンググライダーや飛行機から飛び降りるスカイダイビングが大変な冒険だと思っているとしたら、それは、スイス人パイロットのYvesRossy氏がジェットエンジンを動力とする「翼」で大空を駆け巡るのを見たことがないからだろう。
軍パイロットの経験を持つRossy氏は、あっと驚くような空中サーフィンで打ち立てた記録と大胆な冒険の数々で、エクストリーム(過激な)・スポーツマンとして欧州で名を馳せている。そして最近は、同氏による斬新なジェット・ウィングでの飛行がYouTubeで話題となっている。
このジェットエンジンを動力とする翼自体は、Rossy氏を大空へ押し上げることはできない。同氏は『PilatusPorter』という名で知られるスイスのPilatusAircraft社製の飛行機『PC-6』の力を借りて、およそ4000メートルという適切な高度に達する。
この折りたたみ式ジェット・ウィングはカーボン・グラファイト製で、4基のジェットエンジンを搭載し、燃料と予備バッテリーを備え、そして当然ながらエンジンの潤滑オイルも搭載している。つまりこの翼は、大空を舞う完璧な自作マシンなのだ。
注記:下の動画は主にフランスとドイツでの飛行を収めたもので、Rossy氏が飛行機から飛び立つ場面は、ちょうど3分を過ぎたあたりから始まる。
飛行機から飛び降り、地上2500メートルの高さまで降下した時点で、Rossy氏はジェットエンジンに点火する。エンジンは点火後30秒も経たないうちに安定し、Rossy氏は時速185.2キロメートルで4分を超える水平飛行を開始する。
これまでの飛行時間の最長記録は約6分。2008年の間に、その記録をさらに伸ばすよう試みるとRossy氏は説明している。
この冒険を見ると、ガジェットを愛する僕たちの心は羨望の念でいっぱいになってしまう。ただ、たとえお金を払うと言われてもこれをやってみようとは思わない。実際のところ、Rossy氏もこのウィングの安全性に疑いを持っているようなのだ。
このウィングは左右均等に開いてくれないので、いつも、ちゃんと動くのかと少し緊張する。半回転するときもあるが、私なら体勢を上手に立て直せる。さらに、大きな音がすることもある!