ソニーが1
月31
日に
発表した2007
年10
〜12
月期(
第3
四半期:3Q)
連結決算(
米国会計基準)は、
売上高が
四半期ベースで
過去最高となる2
兆8590
億円(
前年同期比9.6
%増)。エレクトロニクス
分野の
売上高も
過去最高の2
兆694
億円(10.2
%増)だった。
液晶テレビ「BRAVIA」やプレイステーション3(PS3)が
売り上げに
寄与した。
【拡大画像】 営業利益は5.8
%増の1894
億円、
税引き前利益は60.4
%増の2885
億円(
四半期ベースで
過去最高)、
当期純利益は25.2
%増の2002
億円(
同)。
●「BRAVIA」
来期は
黒字に
エレクトロニクス
分野は「BRAVIA」やPC「VAIO」、デジタルカメラ「サイバーショット」が
売り上げに
貢献したが、
液晶テレビの
価格下落などの
影響で、
営業利益は7.0
%減って1665
億円となった。
BRAVIAは「
月130
〜140
万台売るという
数の
効果で、
今の
価格水準でも
利益は
出ている」(
同社の
大根田伸行CFO)が、
上期の
営業赤字を
埋められず、
通期は
営業赤字になる
見通し。「
来期は
数量をさらに
拡大し、
第8
世代パネル
活用でコスト
効率が
高まるため、
黒字になると
期待している」
Blu-rayDisc
関連製品については「ソフトは
利益が
出ているがハードは
今期かなりの
赤字。
合わせても100
億円単位の
赤字が
出ている」という。
黒字化については「
数が
出ないと
見込めない。
当社はBlu-rayのキーデバイスを
持っている。コンテンツと
合わせて
黒字化を
目指す」と
話した。
3
月にリアプロジェクションテレビから
撤退。
液晶と
有機ELに
資源を
集中する。「
有機ELはすぐにビジネスにつながるとは
思っていない。まずは
液晶を
大きく伸ばしていく」
●PS3
好調でゲームが
黒字転換 ゲーム分野はPS3の巻き返しで営業黒字に転換。PSP(プレイステーション・ポータブル)、PS2(プレイステーション2)も好調で、売上高は5812億円(31.2%増)、営業利益は129億円(前年同期は542億円の損失)だった(詳細記事→ソニー、ゲームが黒字転換 10〜12月期、PS3は490万台)。
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(持ち分法適用会社)は「サイバーショット携帯」「ウォークマン携帯」などが好調。売上高・営業利益は前年同期並みだった。
映画はヒット作に恵まれず、売上高は24.6%減の2238億円、営業利益は49.2%減の132億円、金融はソニー生命の減収で売上高は21.4%減の1359億円、営業損益は42億円の損失(前年同期は255億円の利益)だった。
●通期営業益は下方修正 円高や市況悪化で
通期の営業利益見通しは400億円下方修正し、4100億円に変更した。円高とサブプライム問題に端を発する市況の悪化が下方修正の要因。「オペレーションでは200億円ほど上ぶれしたが、外部環境の悪化で600億円のマイナスで、合わせて400億円のマイナスになる」と大根田CFOは説明する。
想定為替レートはドルを10円円高(115円から105円)に、ユーロは5円円高(160円から155円)に見直す。同社にとっては、ドルレートの1円の変動で年間60億円、ユーロは1円で年間65億円の影響が出るという。
加えて、有価証券の評価損で「170〜180億円飛んだ」上、市況の悪化で不動産を売却した際の売却価格が下落。「合計で200数十億食らった」という。
ただ、純利益は100億円上方修正し、3400億円と過去最高になる見通し。ソニー・エリクソンの好調で持ち分法による投資利益見通しを100億円上積みしたためだ。
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ソニー、ゲームが黒字転換 10〜12月期、PS3は490万台