斑鳩町の法隆寺の金堂(国宝)で30日、須弥壇(しゅみだん)(仏像を安置する土壇)や壁のしっくいを修理するため、金堂内部の壁画が搬出された。
法隆寺金堂の壁画は飛鳥時代の仏教絵画で、主な壁画は「釈迦(しゃか)浄土図」「阿弥陀(あみだ)浄土図」「文殊菩薩(もんじゅぼさつ)像」など12枚組で縦約3・1メートル、横約1・5〜2・6メートル。1949年1月26日の金堂火災で焼損した。現在金堂内部で飾られている12枚は、残されたカラー写真などを基に67〜68年にかけて模写して作成された。
この日の作業は、大型の壁画を金堂から1枚1枚運び出し、運搬用の枠に入れ、内部に緩衝材を入れてこん包した。12枚は大講堂で保管後、2月中に奈良国立博物館に運ばれる。仏像も2月中に搬出され、金堂は2月18日から拝観停止となる。【大森顕浩】
1月31日朝刊