テクモは1月30日、都内でプレス向けに新作ゲーム発表会を開催した。推理作家・山村美紗さん(享年65)の作品を題材にした「DS山村美紗サスペンス」のお披露目には、娘で女優の山村紅葉(47)も応援に登壇。ゲーム中のキャラクターとして“母娘共演”を果たすことも明かされ、紅葉は「母の十三回忌に当たる年に、いい供養になります」と笑顔を浮かべた。
「DS山村美紗」は、昨秋に同社が発売し20万本のヒット作となった「DS西村京太郎」に続く推理作家シリーズ第2弾。プレーヤーが主人公となり、殺人事件の真相解明に乗り出す。40歳代以上の女性を中心に新たな顧客層を開拓した「DS西村京太郎」のユーザーから続編を望む声が殺到し、今回の新作発表の運びとなった。
正式タイトルは「DS山村美紗サスペンス 舞妓小菊・記者キャサリン・葬儀屋石原明子 古都に舞う花三輪 京都殺人事件ファイル」。記載されているように、山村美紗さんの著作に登場する人気キャラクター3人が登場する。旅情感あふれる実写を使用した京都の風景をバックに、殺された舞妓の謎をそれぞれの視点で探っていく。物語は特に原作があるわけではなく、美紗さんの作り出した世界観を舞台にして書かれたオリジナルシナリオを楽しむ趣向となっている。
ゲームの幕間には、こけしのような2頭身キャラ「美紗ちゃん」が現れ、プレーヤーに言葉を投げかけてくる。物語に直接関わることはないが、ストーリーテラーとしてプレーヤーを補助する役割。同様に2頭身で描かれる「紅葉ちゃん」は、ミニゲームなどの司会役として登場する。互いにコミカルなCGキャラながら、夢の“母娘共演”の実現となる。
紅葉は「母の十三回忌に当たる年に、このような作品を作っていただいて、とてもいい供養になります」と感無量の様子。開発途中のゲームを途中までプレーしたことも明かし、「実写映像が美しくて、なんだか2時間ドラマを見ているよう。人物相関図が事件のカギになるという点も、母の作品の特徴をとらえていて、とても面白いと思います。ぜひたくさんの方に遊んでいただきたい」とPRした。「生前の母は、ファミコンのやりすぎで左手がけんしょう炎になるほどゲーム好きでしたので、喜んでくれていると思います」と思い出を語った。
発表会ではほかに、絵本を題材にした未就学児対象の知育ソフト「うっかりペネロペDS」(08年春発売予定)を発表。さらに、“ゲーム史上最恐”と名高いホラーシリーズの最新作「零〜月蝕(つきはみ)の仮面〜」(同夏発売予定)をWii対応で開発していることを明かした。
★「DS山村美紗サスペンス 舞妓小菊・記者キャサリン・葬儀屋石原明子 古都に舞う花三輪 京都殺人事件ファイル」ハード=ニンテンドーDS発売元=テクモ発売日=2008年春価 格=未定