日経平均株価は朝安後急速に切り返し、前場終値で1万3400円台を回復した。外為相場で若干円安方向に進んだことで買いが入り、底堅さを印象付けた格好だ。
東京市場は当初、一時190円安まで値を下げていた。前日の米株価の下落要因となった金融保証専門保険会社(モノライン)格下げを受けて、「信用収縮不安はまだ払しょくされていない」(大手証券)との見方が広がった上、最近の決算発表で国内金融機関の損失が拡大していることも心理面での重しとなった。
しかし、売りが一巡すると一転して上昇。外為相場の動向に加え、「この割安水準では下値模索のリスクも少ない」(準大手証券)との市場心理もあって、買い注文が膨らんだ。主力銘柄の値動きも底堅いものが多く、「長期保有目的の資金が流入した」(同)とみられている。また、市場からは「寄り付き後の売りが神経質過ぎただけ」(ネット証券)との指摘も聞かれた。(了)