全日本空輸(ANA)が09年をめどに撤退や減便を検討している北海道や沖縄の不採算路線の一部で、ANA側が出資しているエアドゥとスカイネットアジア航空が新たに路線を開設する方向で協議していることが30日、分かった。利用者への影響をなくし、エアドゥとスカイネットは路線の拡大を図る。
関係者によると、ANAが撤退、減便する路線のうち、札幌−仙台線をエアドゥに、沖縄から九州への路線の一部をスカイネットに「つなぎ運航」してもらう方向で調整している。ANAは共同運航も検討する。いずれも搭乗率が50〜60%だった。エアドゥとスカイネットは低コストで運航し、採算性の確保を目指す。
航空会社の路線撤退は、地元との交渉が難航しがち。撤退と同時に他社が路線を引き継ぐ「つなぎ運航」なら、地元の理解も得られる可能性がありそうだ。【後藤逸郎】