<国際親善試合 キリンチャレンジカップ 日本3−0ボスニア・ヘルツェゴビナ(30日/東京・国立競技場)>
勝利にも、浮かれる様子なし。MF遠藤は「相手のプレスはきつくなかった。ボールが回った分、チリ戦より積極的に見えたのかもしれない。ただ残りの3分の1のエリアではもう少し工夫が必要だと感じた」と語るなど、3得点を奪って快勝はしたものの、冷静に試合を分析した。
「前半は有利な試合運びができたが、60分を過ぎたあたりから体力面が落ち、集中力も途切れてしまった」とコドロ監督(ボスニア・ヘルツェゴビナ)の言葉にもあるように、現在ウィンターブレイク中に当たる選手が大勢を占めるボスニアにとって、後半はフィジカルコンディションはもちろん、気候、時差といった問題が敵になったことを見逃すことはできない。
それでも、チリ戦ではあまり見られなかった大きなサイドチェンジから内田、駒野らが絡んだ攻撃で好機ができたことは確か。「サイドチェンジを有効に使えたのはよかった。コンビネーションの部分は徐々によくなってきていると思う。2試合目にしては、それなりによかったのでは」(遠藤)。
ボスニア戦の3得点も、スコアレスドローに終わったチリ戦から、劇的に何かが変わったわけではない。「サッカーは相手あってのもの」(岡田監督)。大事なことは、この2試合の経験を、タイ戦で活かすことだ。