日中両国政府は、中国の楊潔チ(ようけつち)外相が全国人民代表大会(全人代)閉会後の3月中旬にも訪日する方向で調整に入った。高村正彦外相との会談で、今春の胡錦涛国家主席の訪日日程を確定させるほか、懸案の東シナ海ガス田開発問題の解決に向けて詰めの協議を行う見通しだ。これに先立ち唐家セン(とうかせん)国務委員(外交担当・副首相級)が来月20日にも来日し、福田康夫首相や高村外相らと会談する予定だ。
昨年末の日中首脳会談で、胡首席が「桜の咲くころ」に訪日することで合意。ガス田開発問題では「早期決着に断固たる決意」を共有、早期解決することで一致していた。中国政府要人の相次ぐ訪日は、中国側が日中平和友好条約締結30周年の今年を重視する表れとみられる。【中澤雄大】