日本相撲協会は30日、両国国技館で春場所(3月9日初日・大阪府立体育会館)の番付編成会議を開き、土佐豊(22)=本名森下祐哉、高知県出身、時津風部屋=ら4人の十両昇進を決めた。“30連勝男”土佐豊は昨年春場所の初土俵から所要6場所での昇進で、年6場所制では1979年秋場所の板井と並ぶ、幕下付け出しを除く史上最速タイのスピード昇進。
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“新生時津風部屋の星”が、快挙をやってのけた。前相撲からでは史上最速タイの関取誕生で、板井の記録に29年ぶりに並んだ。東京・墨田区内の部屋で会見に臨んだ土佐豊は「うれしい気持ちでいっぱい。素直に喜びたい。いろいろあったですけど、順調すぎる感じ」と心境を口にした。
序ノ口だった昨年夏場所の4番相撲から負け知らずで、名古屋場所から全勝3連覇。先の初場所も5番相撲まで勝ち続け、幕下以下では史上初の30連勝を達成した。
しかし、その後は阿覧、十両の霧の若に連敗して5勝2敗。「プレッシャーがかかって、体が自然と動かなくなった」と振り返る。昇進をあきらめかけただけに「夜も眠れなかった。信じられない」と、喜びも格別だ。
十両の土俵を見据えて「四つに組んでまわしを取って、速攻で攻める。投げとか持ち味も生かしたい」と意欲。少年時代からのライバル市原は十両を1場所で通過。先の新入幕場所でも勝ち越したが「そんなに意識しないで、自分のペースで頑張りたい」という。
部屋は若手力士死亡問題で現在も揺れている。昨年10月に解雇された前親方(元小結双津竜)に代わって新師匠になった時津風親方(元幕内時津海)は、東農大の後輩でもある新星に「一生懸命やってくれた。ほっとした。速い相撲で勝負してほしい」と期待した。