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*けつじつのはる:ひがん・せいしょう ぜろはちせんばつ/に ちいきにねつく /あいち(まいにちしんぶん)*

結実の春:悲願・成章 08センバツ/2 地域に根付く /愛知(毎日新聞

31日(木)11時0分



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 ◇教え子おしえご指導しどうもの
 渥美半島あつみはんとう南東なんとう位置いちする赤羽根あかばね中学校ちゅうがっこう同校どうこう野球やきゅう顧問こもんちょうかみるいさん(34)のがんに、母校ぼこうのセンバツ出場しゅつじょう朗報ろうほう届いとどいたのは、25にち発表はっぴょうされた直後ちょくご午後ごご3過ぎすぎだった。野球やきゅう同期どうきから携帯けいたいメールが入っいった。職員しょくいんしつにいたおさしんさんは人目ひとめもはばからず跳びとび上がりあがり、「ゆめているようだ」と喜んよろこんだ。
 ちょうしんさんは生まれうまれ育ちそだち田原たわらいち小学しょうがく1ねんから野球やきゅう始めはじめ、「地元じもとでは甲子園こうしえん一番いちばん近いちかい」と言わいわれていた成章しげあき進んすすんだ。しかし、レギュラーのかべ高くたかく、1、2ねんとベンチを温めあたためた。「なんのために野球やきゅうをしているのか」。つらい練習れんしゅう無力むりょくかんがつきまとい始めはじめた2年生ねんせいあき練習れんしゅう試合しあいをベンチからていたおさしんさんに糟谷かすや監督かんとく耳打ちみみうちした。「この試合しあい、どう思うおもう?」。チームに覇気はきがなく、試合しあい惨敗ざんぱいしていた。試合しあい流れながれ選手せんしゅ動きうごきかたについて率直そっちょく意見いけん述べのべた。「お前おまえ野球やきゅうをチームで一番いちばん知っしっている。しっかりチームをていろよ」。補欠ほけつだった自分じぶんをキチンとていてくれた糟谷かすや監督かんとく気持ちきもち知りしり感激かんげきした。
 3ねんなつけん大会たいかい念願ねんがんのレギュラー、三塁手さんるいしゅとして出場しゅつじょう。2回戦かいせん敗退はいたいしたが、レギュラーとしての重圧じゅうあつ知っしった。「野球やきゅうを通してをとおして社会しゃかいじゅうでの自分じぶん役割やくわり意義いぎ教わっおそわっがします」と話すはなす選手せんしゅ本気ほんきでしかり、ともになみだ流すながす糟谷かすや監督かんとく姿すがたに、自分じぶんもそうありたいと将来しょうらい重ね合わかさねあわせていった。
 97ねんおさしんさんは中学校ちゅうがっこう教員きょういんになり、田原たわら市内いちない和泉わいずみなか赤羽根あかばねなかけい11年間ねんかん野球やきゅう顧問こもん就任しゅうにん、これまでにやく100にん教え子おしえご育てそだててきた。
 ちょうしんさん同様どうよう糟谷かすや監督かんとく影響えいきょう受けうけ野球やきゅう指導しどうものになった教え子おしえご多いおおい。600にん近いちかい糟谷かすや監督かんとく教え子おしえごじゅう学校がっこう教員きょういんになったのは県内けんない少なくともすくなくとも11にん少年しょうねん野球やきゅう指導しどうものも10にん数えるかぞえる
 田原たわら市内いちない市立しりつ中学校ちゅうがっこう7こうのうち5こうで5にん監督かんとく顧問こもんとして指導しどうしている。
 「成章せいしょう野球やきゅうをやるからには、野球やきゅうを通してをとおして人生じんせい教訓きょうくんてほしい」という教育きょういくが、多くおおく指導しどうもの生みうみ地域ちいき根付きねづき、そして新たあらた育っそだっている。
 現在げんざい成章せいしょうのチームにはおさしんさんの教え子おしえご3にんがレギュラー入りいりし、甲子園こうしえん舞台ぶたい上がるあがる。「自分じぶん育てそだててくれた監督かんとく、そして地元じもとへの恩返しおんがえし少しすこしはできたかな」。甲子園こうしえんゆめ教え子おしえご託したくしおさしんさんのがかすかに潤んうるんだ。いこーるつづく

1がつ31にち朝刊ちょうかん
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