[ワシントン 29日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)は29日、2008年の世界成長見通しを引き下げた。クレジット市場に対する圧力が世界的に根強いなか、経済活動は今後さらに減速する可能性があると指摘した。
IMFは、07年10月に公表した世界経済見通しの改定で「世界成長の先行きに対する全般的なリスクバランスは、依然として下振れに傾いている。米サブプライム(信用度の低い借り手向け)問題を発端とした金融市場の緊張は高まっており、最近の世界的な株安は不透明性の拡大を示している」と述べた。
08年の世界成長見通しは4.1%で、前回の4.4%から下方修正。見通しの主要リスクとしては、金融市場の混乱が継続することで先進国の内需が一段と減退し、新興国や途上国経済への影響が拡大する懸念があるとした。
08年の米成長見通しは1.5%で、前回から0.4%ポイント下方修正。ユーロ圏成長見通しは1.6%と、前回から0.5%ポイント引き下げられた。
日本経済の成長見通しは1.5%で、前回から0.2%ポイント下方修正。中国経済については依然10%成長を見込んでいる。