石川社会保険事務局は29日、診療報酬の不正請求を行ったとして、石川県内の二つの歯科医院の保険医療機関の指定と院長の保険医登録を来月1日付で取り消し処分にすると発表した。今後5年間保険診療が出来ない。
同事務局によると、不正請求を行ったのは、小松市島町の「いき歯科医院」=壹岐浩也院長=と金沢市入江の「タカ歯科医院」=小酒広隆院長。それぞれ実際に行っていない診療を付け増しして診療報酬を請求するなどの手口で、いき歯科医院は06年7月〜07年5月の間に約108万円、タカ歯科医院は06年11月〜07年8月の間に約85万円を不正に請求し、それに伴って生じた患者の負担金も受領した。
両院とも不正請求を認めており、同事務局は近く返還金を請求するが、社会的制裁を受けたなどとして、刑事告発は見送る考え。県内で歯科医の保険医登録取り消し処分は9年ぶり。【八田浩輔】
1月30日朝刊