加古川市は08年度から、住民基本台帳カード(住基カード)を使って市立中央図書館など市内4図書館の本を借りられるサービスを始めることにし、3月定例市議会に関係条例の改正案を提出する。低迷する住基カードの普及拡大が狙いで、県内では初めての試みという。【成島頼一】
同カードは03年8月から発行。公的な本人確認の手段として、住民票の写し、印鑑登録証明書、納税証明書が取得できるが、個人情報保護の面で不信感を持つ人も多い。市は発行料(当初500円)を無料にするなど多様な普及策を講じてきたが、28日現在9821件(普及率3・7%、昨年12月県平均1・43%)と低迷している。
このため新たな策として「図書館カード(貸し出しカード)」に印刷されているバーコードを住基カードの裏面に張り付けることにしたもので、新規に限らず、発行済みカードにも対応する方針。
住基カードの発行は、市役所本庁舎と東加古川市民総合サービスプラザ(加古川サティ内)のみ。大辻良文・市民課長は「住基カードに独自サービスを付加している自治体は少ない。イータックス(国税電子申告・納税システム)の関係で最近発行は増える傾向だが、まだまだ努力しないと」と話している。
〔播磨・姫路版〕
1月30日朝刊