栃木労働局は29日、求職者1人あたりの働き口を示す有効求人倍率(季節調整値)が、昨年12月は前月比0・07ポイント減の1・23倍に低下したと発表した。6カ月連続の下落で、全国順位を前月の8位から11位に下げた。一方、07年平均の有効求人倍率は前年を0・10ポイント上回る1・45倍だった。
12月の新規求人数(原数値)は前年同月比32・4%減の9531人にとどまった。主要産業別では、医療・福祉を除く全産業で前年を下回っており、同労働局は雇用情勢について「改善の動きが弱まっている」と分析している。
特に、派遣を含むサービス業が同51・7%減に落ち込んだ。業者側が、派遣に対する審査が厳格になったハローワークでの求人を避けているとみられる。卸売・小売業は前年の反動で同47・4%減、製造業も同23・1%減で3カ月振りにマイナスに転じた。
一方、正社員有効求人倍率(原数値)は前年同月比0・01ポイント増の0・82倍だった。【沢田石洋史】
1月30日朝刊