【ロサンゼルス國枝すみれ】低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)の焦げ付きに伴う金融危機が深まる中、米カリフォルニア州ロサンゼルスのコンベンション・センターで27日、金融機関に抵当権を行使された不動産物件の競売が始まった。南カリフォルニア地区の1000軒以上が競売にかけられる予定で「全米史上最大」の不動産競売という。
初日には、物件を探す約6000人が集まった。「金利が下がった今がお得」「不動産価格は長い目で見れば必ず上がる」などの説明の後、競売が威勢良く開始された。約40万ドル(約4300万円)で購入したロサンゼルス市内の一軒家が、約23万ドル(約2500万円)で落札されるなど、元値の半額近い価格で落札される物件もあった。住み替え用の物件を探しに来たスコット・オシアさん(40)は「良い物件がなければ買わない。まだまだ値段は下がるから、焦らないさ」と話した。
カリフォルニア州で販売される住宅の平均価格は昨年3月、48万4000ドル(約5200万円)に上昇したが、年末には40万2000ドル(4300万円)に下落した。住宅ローンの支払いが滞り、差し押さえを受けた不動産物件は昨年10〜12月で約3万2000件と前年同期の5倍以上に増えた。
競売は2月10日まで続けられる。