【マイアミ(米フロリダ州)及川正也】29日の米大統領選・民主党フロリダ州予備選で、有力候補が選挙運動を見送ったにもかかわらず、投票総数は172万票と過去最高を記録した。激戦を展開した共和党の約190万票に肉薄、民主党の指名争いへの関心の高さを示した形だ。
民主党全国委員会は一部例外を除き大幅な予備選前倒しを禁じた党則に違反したとして党フロリダ州支部の全代議員資格をはく奪。ヒラリー・クリントン上院議員(60)やバラク・オバマ上院議員(46)らは選挙活動の自粛を申し合わせ、「候補者不在」の予備選となった。
しかし、投票総数は、過去最高だった88年予備選の127万票を大幅に上回った。党州支部は「フロリダの民主党員は強力なメッセージを出した。すばらしい夜だ」と声明を出した。
投票終了後、勝利したクリントン氏はフロリダ州内で集会を開き「代議員資格が復活するようあらゆる努力をする」と述べ、制裁解除を党中央に求めていく考えを示した。