京都府南丹市の11保育所の職員でつくる「市保育所連絡協議会」が30日、同市園部町木崎町の園部保育所で公開保育を行った。同協議会は、保育所の教育機能の充実が検討されているのを受けて幼児教育を研究してきた。この日は、5歳児を対象に形への関心を深めさせる保育を行い、どうすれば幼児の関心を引き付けながら形の概念を形成させることができるか、参加した保育士が考え合った。
厚生労働省は、「保育所保育指針」改定に向けて検討を進めている。一昨年12月に施行された改正教育基本法に幼児期教育の振興が盛り込まれたのを受け、昨年12月にまとめた報告書では就学前の子どもに対する教育機能の充実を課題に挙げている。
市保育所連絡協議会は、保育所の教育機能充実に向けて、昨夏から公開保育や旧町単位で学習会を開くなどしてきた。
30日の公開保育では約10人の保育士が見学する中、園部保育所の宇野みすず保育士が、5歳児に形への関心を深めさせる保育を行った。宇野保育士は、子どもたちに短冊型の厚紙で好きな形を作らせることで興味を引き付け、この形を基に「四角」「丸」といった概念を分かりやすく教えた。
同協議会の土佐順貞会長は「子育て支援や小学校との連携とともに、就学前の子どもに対する教育充実を図る態勢をつくっていきたい」と話している。