中国・上海を発着港に周遊する豪華客船が4月、博多港(福岡市)にやって来る。世界最大規模のクルーズ会社が、福岡や韓国・釜山などを巡るコースを5月まで計6回運航し、来年以降も同時期に実施する計画。停泊時間は短いものの、博多港のアジア的にぎわいが増しそうで、福岡市は「市民交流促進に弾みがつく」と期待している。
運航するのは米国のクルーズ会社「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」。客船「ラプソディ・オブ・ザ・シーズ」(78、500トン、定員2435人)が上海を起点に周遊する。同船は国内最大の「飛鳥2」(約50、000トン)より1回り大きく、博多港に寄港する客船としては過去最大という。
福岡市は「アジアの交流拠点都市」を目指し、2004年に上海港と博多港の友好港関係を締結。同年には福岡、釜山、上海を周航する市民クルーズ事業「三都クルーズ」も実施した。福岡市は「今回、図らずも『三都クルーズ』が民間の力で実現した」と喜ぶ。
「ロイヤル‐」社の日本総代理店「ミキ・ツーリスト」(東京)は「中国は経済発展で富裕層が生まれており、クルーズ業界はアジアに注目している。今後、福岡発着便も検討したい」という。
今回のクルーズは4、5月に計6回、福岡と釜山のほか、済州島も巡る5泊6日‐7泊8日のコースで運航予定。長崎や神戸にも立ち寄る航海もある。博多港には朝に入港し夜に出港するまでの間、乗客たちは下船して買い物や観光を楽しむ。
=2008/01/30付西日本新聞夕刊=