ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米航空大手ノースウエスト航空(NYSE:NWA)と格安航空最大手ジェットブルー(Nasdaq:JBLU)は29日、10−12月期(第4四半期)決算を発表した。ノースウエストは売上高の増加が燃料コスト急増の影響をある程度相殺したため、赤字が縮小した。一方、ジェットブルーは赤字転落となった。
ノースウエストの10−12月期は、純損益が800万ドル(1株当たりでは3セント)の赤字となった。ただ、これには地域航空会社ピナクル航空の株式売却による損失1400万ドルが含まれている。前年同期は2億6700万ドルの赤字だったが、この時は破産法による保護の下にあった。同社が破産法の保護下から脱却したのは昨年5月だった。売上高は3.9%増加して31億ドルとなった。
乗客輸送実績を示す有償旅客マイルは1.9%減、運航能力を示す供給座席マイルは2.5%減、座席利用率は0.5ポイント改善して83%となった。また、航空会社の売り上げの基本指標と考えられているユニット・レベニュー(1供給座席マイル当たり売上高)は3.5%増加した。
ティム・グリフィン執行副社長は「運航能力の意思決定がよく統制できたため、年間を通じてユニット・レベニューの改善が促進された。予約状況もグループ全体を通じて好調な状態で、需要が減速するような兆候はまったくない」と述べ、2008年の業績改善にも自信を見せた。
税金と期間外ヘッジ益を除く平均燃料コストは、22%増加して1ガロン当たり2.35ドルとなった。航空会社各社は、航空運賃を引き上げ燃料コスト増加分の一部を乗客に転嫁してきた。しかし、投資家や経営者の間では、航空運賃が上昇すれば、消費者は航空機利用を手控えるのではないかという懸念が高まっている。
一方、ジェットブルーの10−12月期の純損益は、前年同期の1700万ドル(1株当たり10セント)の黒字から400万ドル(同2セント)の赤字に転落した。売上高は17%増加して7億3900万ドルとなった。
市場平均予想は、売上高が7億3100万ドル、1株損益が5セントの赤字。
有償旅客マイルは7.1%増、供給座席マイルは12%増、座席利用率は3.1ポイント低下し、76.6%となった。ユニット・レベニューは2.5%増だった。
ジェットブルーの燃料価格は22%上昇して1ガロン当たり2.34ドルとなった。
ジェットブルーはここ数カ月、新航空機の納入を遅らせたり航空機数機を売却したりするなど、積極的な拡大戦略を少しずつ修正してきた。その一方でメキシコやカリブ海地域などへの国際路線を拡大している。