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*ふじゆうなからだでしがしゅう かぞくのおもいけっしょうに(りゅうきゅうしんぽう)*

不自由な体で詩画集 家族の思い結晶に(琉球新報

30日(水)16時1分



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 【沖縄おきなわ重度じゅうど肢体したいまひの障害しょうがい乗り越えのりこえ描きえがき続けつづけてきた画家がか仲宗根なかそね正満まさみつさん(51)いこーる沖縄おきなわいちいこーる画集がしゅう長いながいみち」(文芸ぶんげいしゃ)を出版しゅっぱんした。老木ろうぼくなどの自然しぜん題材だいざいにしたアクリル、コンピューターグラフィックス(CG)の抽象ちゅうしょうなどに織りオリ交ぜまぜ、80ページに収めおさめている。ちち正和まさかずさん(71)いこーるぜん沖縄おきなわ市長しちょういこーる家族かぞくの「正満まさみつ努力どりょく成果せいか世によに残しのこしたい」との支えささえもあり、1980年代ねんだいから書きかき続けつづけ作品さくひんをまとめた。全国ぜんこく書店しょてんやインターネットで販売はんばいしている。
 正満まさみつさんが最ももっとも気に入っきにいっている「キャンバス」を巻頭かんとう掲載けいさい。「ぼくのぜんには/白くしろく大きなおおきな/キャンバスがある/そのキャンバスのぜんに/みち見えるまみえる中略ちゅうりゃく長いながいみち/これがぼくの人生じんせいなのかも/知れしれない」とつづり、「長いながいみち」を画集がしゅうだいにした。
 仲宗根なかそねさんは生後せいご9カ月カゲツで、はしかによる高熱こうねつ脳性のうせいまひを発症はっしょうてい自由じゆう利かきかず、自由じゆう動かせるうごかせるのはみぎ手首てくびからせんだけになった。かがみおか養護ようご学校がっこう教師きょうし指導しどう受けうけ創作そうさく始めはじめた。
 自宅じたくつくえにキャンバスを置きおき平板へいばんかいな乗せのせ寝そべっねそべったような状態じょうたい少しすこしずつ描くえがく届かとどかない範囲はんい描くえがくさいはキャンバスを移動いどうさせ、天井てんじょう取り付けとりつけ大きなおおきなかがみ全体ぜんたいぞう確認かくにんする。いちまい仕上げるしあげるのに3ねんかかることも。
 80年代ねんだいから8かい個展こてん開きあき、2001ねんだい2かいクーピーファッションアートてん大賞たいしょうだい31かい沖縄おきなわコロニー大賞たいしょう受賞じゅしょうおきてんでは6入賞にゅうしょうした。
 画集がしゅう収めおさめはアコウやユウナの老木ろうぼくとりなどの生き物いきもの沖縄おきなわ風景ふうけいしん内面うちづら描いかいたものなどさまざま。ほん老木ろうぼく絡み合うからみあうアクリル妖怪ようかいたち住むすむ老木ろうぼく」は、うるまいち石川いしかわ伊波いはにあるガジュマルを描いかいた。正和まさかずさんと7かい行きいき作品さくひん仕上げしあげた。
 正和まさかずさんは「悪戦苦闘あくせんくとうして描いかいてきた疲れつかれなのか、2ねんぜんからてい無理むり利かきかなくなった。正満まさみつ描いかい作品さくひん画集がしゅうなり残しのこしたかった」と話すはなすはは貞子ていこさん(86)は「道具どうぐ片付けよかたづけようとすると嫌がるいやがる。『元気げんき戻っもどったらまた描くえがく』と言ういうので、そのままにしている」と、正満まさみつさんを見つめみつめ話しはなした。
 22へん34てん収録しゅうろく価格かかくは1890えん税込みぜいこみ)。序文じょぶんでは、93ねん琉球新報りゅうきゅうしんぽう仲宗根なかそねさんを取り上げとりあげ連載れんさい敗れやぶれざるひと」も紹介しょうかいしている。(宮城みやぎゆたかひろ
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