中国中南部を見舞った数十年ぶりの大寒波に、滋賀県栗東市が気をもんでいる。中国湖南省衡陽市との友好都市締結15周年を記念して、2月3日に栗東文化会館さきらで開催を予定している音楽祭を控え、中国側の音楽団の訪日が不透明になっているからだ。
衡陽市の中学生ら16人の「栗東市・衡陽市青少年民族音楽交流団」は30日に省都の長沙市を鉄道で出発し、上海市を経由して2月1日に空路で関西入りする予定。ところが、寒波に伴う大雪や停電などの影響で両市間の鉄道は現在、不通の状態で、長沙空港も一時閉鎖しており、予定通りに来日できるかどうか微妙という。栗東市は「自然相手でどうしようもない」(市生涯学習課)と心配する。
音楽祭「友好の響演(きょうえん)」には、同交流団と地元の栗東西中吹奏楽部などが出演する予定。市は、30日中に延期するかどうか判断する。
気象庁によると、湖南省など長江(揚子江)流域は「30年に1度の異常低温」を記録し、被災者は7000万人を超え、死者も出ている。