ロンドン(ダウ・ジョーンズ)29
日の
欧州株式相場は
上昇。この
日から2
日間の
日程で
開かれている
米連邦準備制度理事会(FRB)の
連邦公開市場委員会(FOMC)の
結果発表を
前に、
金融株や
資源株を
中心に
上昇した。
主要指数の
終値は、
英FTSE100
種総合株価指数が96.30ポイント(1.66%)
高の5885.20、
独DAXは74.11ポイント(1.09%)
高の6892.96、
仏CAC40
種指数は93.15ポイント(1.92%)
高の4941.45。
欧州主要企業600
社で
構成されるダウ・ジョーンズStoxx600
指数は5.61ポイント(1.76%)
高の324.31となった。
12
月の
米耐久財受注が5.2
%増と、エコノミスト
予想平均の2.1
%増を
大幅に
上回る増加となったことから、
米国株式相場は
上昇した。
ただ、
前日には
同月の
米新築一戸建て住宅販売が
大幅に
減少し、FRBの
追加利下げへの
期待感が
高まった。FOMCの
結果は30
日の
欧州市場の
取引時間終了後に
発表される。ある
元FRB
高官は「
今回は0.50
%の
利下げになる」との
見方を
示した。
JPモルガンの
欧州株ストラテジスト、ミスラブ・マテイカ
氏は29
日、
欧州株の
投資判断を「オーバーウエート」に
引き上げた。「
欧州株は
典型的なリセッション
型の
動きがほぼ
終わりに
近づき、テクニカル、センチメント、バリュエーションのいずれのモデルでも
買いの
範ちゅうに
入った」と
語った。
またセクター
別の
選好を
逆転させてディフェンシブ(
不況抵抗型)
銘柄より
景気循環株を
選好するとしており、
工業株の
投資判断を「オーバーウエート」に
引き上げ、
公益株の
投資判断を「アンダーウエート」に
引き下げた。
景気循環株はこの
日、
良好なパフォーマンスを
示した。
独シーメンスは、ペーター・レッシャー
最高経営責任者(CEO)が
同社幹部としては3
年ぶりに
自社株を
買い戻したとの
前日の
発表を
受け、3.6
%高。
金融銘柄では、
仏ナティクシスが6.5
%高、
独コメルツ
銀行は5.9
%高。
仏ソシエテ・ジェネラルは、トレーダーの不祥事による多額の損失が先週明らかになったことや、資産の評価損を追加計上する予定であるとしたことから、同社が買収されるのではないかとの観測が広がっており、この日は10.4%高となった。
フォルティス銀行のストラテジスト、フィリップ・ガイセルス氏は「金融セクターを取り巻く不透明感が、欧州株の先行きについて慎重になっている理由の1つ。ただ、欧州株が回復局面に転じる場合は金融セクターがけん引役になるとみられる」と述べ、同セクターについて悲観的になりすぎることに懸念を示した。また「経済指標も期待はずれ」とした。この日発表された1月のフランスの消費者信頼感指数はマイナス34と、6カ月連続で低下し、21年ぶりの低水準となった。
資源銘柄は、金先物相場が過去最高値近辺で推移していることなどから買われ、英アングロ・アメリカンは5.8%高。
航空銘柄も買われた。アイルランドの格安航空大手ライアンエアーは2.8%高、ブリティッシュ・エアウェイズは5.1%高、30日に決算を発表するトーマスクックは5.5%高。
フランスの防衛・メディア大手ラガルデールは、メリルリンチが投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に引き上げ、5.5%高。